アルシャード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルシャードは、2002年7月に「新世紀スタンダードTRPG」と銘打ってエンターブレインから出版されたテーブルトークRPG。著者は井上純弌、F.E.A.R.。2005年7月に改訂新版にあたる「アルシャード フォルティッシモ」(「アルシャードff」)がリリースされた。また、2006年8月にはアルシャードffとほぼ同一のシステムを使用した現代ファンタジーRPG「アルシャードガイアRPG」が発売された。
目次 |
[編集] 概要
神話に出てくる神々の力を受け継いだ英雄「クエスター」と、宇宙を蝕む虚無の勢力「奈落」との戦いを描いたテーブルトークRPG。ゲームの舞台となる世界は、『アルシャード』(初代)および『アルシャードff』ではテクノロジーが比較的発達したファンタジー風の異世界であるミッドガルド、『アルシャード・ガイアRPG』では現代の地球である。また、スタンダードRPGシステムの他のゲームの中には『アルシャード』シリーズにデータをコンバートすることが可能なものもあり、それにより別のゲームの世界を舞台に『アルシャード』の冒険を楽しむこともできる。(もしくは逆に別のゲームのキャラクターを『アルシャード』の世界で活躍させることもできる)
『アルシャード』は「今の日本人のゲーマーのための、スタンダードなテーブルトークRPGを作る」という意図の下に製作されたテーブルトークRPGであり、スタンダードRPGシステムの展開の中心に位置するゲームでもある。
デザイナーの井上によると、日本のテーブルトークRPGが『ダンジョンズ&ドラゴンズ』と『ソードワールドRPG』の二大ゲームのヒット以降「スタンダードなゲームスタイルはこれらに任せて、これから新しく作るゲームはニッチな需要に手堅く対応していこう」という流れが強くなり新しい時代にマッチしたスタンダードを作ろうとする意欲的な作品が現れなくなってしまったことに危機感を感じて、「21世紀の日本市場にマッチした新しいスタンダードスタイルのRPG」を自ら作ることを目指したのだという。
システム面では、それまでの多くのテーブルトークRPGがプレイに長時間を要していたのに対し、短時間でプレイ可能でありながらもこれまでのテーブルトークRPGに劣らない満足感を得られることを主眼にデザインされている。このため、キャラクター作成の手間を省く「サンプルキャラクター」、シナリオ導入簡略化のための「ハンドアウト」、シナリオ目的の明文化「クエスト」、ストーリー上またはゲーム上重要ではないの冗長な部分を省く「シーン制」、とにかく彼を倒せばシナリオ終了であるところの「BOSS」、など本作が初出の概念ではないが、プレイを円滑に進めることに効果があるとされるルールを導入している。
「ダンジョンズ&ドラゴンズ」や「ソード・ワールドRPG」の後継たらんとも読める刺激的なまえがき、「新世紀スタンダードTRPG」という惹句、豊富なサプリメント出版などにより、アルシャードのシリーズ展開は「冬の時代」後のRPGムーブメントの一つの流れを形成した。
サプリメントによる頻度の高いデータ追加によって、ゲームバランスが変動していくことを肯定しているゲーム性は、多くの国産RPGよりも、D&Dなどの海外製RPGのパワーゲーム志向に近い。実際、国産ゲームの中ではデータ量やサプリメントが群を抜いて多い。
[編集] アルシャード(初代)
『アルシャード』シリーズの第一弾。ゲームの背景世界であるミッドガルドは、北欧神話をベースにした中世ファンタジー風世界であるが、テクノロジー信奉者の『真帝国』が悪役として配置され、伝統的なファンタジーの枠を超えたメカなどのSF風ガジェットも豊富である。この世界で、シャードと呼ばれる滅びた神々の欠片を手にしたプレイヤーキャラクター(クエスターと呼ばれる)が、世界の敵である奈落や真帝国と戦い、理想の世界アスガルドを目指して冒険する。
井上には、従来のテーブルトークRPGの世界設定が、コンピュータRPGなどと比べて保守的であるとの問題意識があり、二十一世紀にふさわしいファンタジーとして、バイク、銃器、飛空艇、アンドロイド、ライトセーバー、戦車、ハンドヘルドコンピュータ、巨大ロボット、近代的軍隊といった近代・未来風ガジェットの導入を図った。ファイナルファンタジーシリーズなどの日本製コンピュータRPGの多くとも共通項を持つこうした「新しいファンタジー」の世界設定を指して、「新世紀スタンダード」と詠ったのである。
[編集] アルシャードff
『アルシャード』シリーズの第二弾で、初代『アルシャード』の改訂新版に当たる。
アルシャードは順調にサプリメントを発売していった結果、ゲームバランスの悪化やキャラクターメイキングに必要なデータがいくつもの本に分散するといった問題に直面するようになった。そこで、データ整理のために、今までの全てのデータをもう一度新しいルールフックと新しいサプリメントに再編集して出しなおすというバージョンアップを行ったのである。こうして2005年7月に発売されたのが、アルシャードの第2版(1.5版であるとも いう)にあたる「アルシャード フォルティッシモ」(「アルシャードff」)である。
基本的なルール構成はそのままに全てのデータを見直したこのバージョンは、あらゆる意味で今までのアルシャードよりも優れているという意味でフォルティッシモ(より強く)というタイトルがつけられた。
今までゲームを買ってきたユーザーに、もう一度ほぼ同じ内容のものを買わせるというのは商業的な難しさがあると言えるが、ダンジョンズ&ドラゴンズの3.5版への版上げのような先例もあり、決断がなされた。実際にはほとんどのデータはバランスよく見直されていて、全く新しい追加要素もふんだんにあるため、ユーザーはこの判断を比較的好意的に受け入れているようである。
2007年11月の時点で、アルシャード(初代)の要素のほぼ全てがアルシャードff(およびアルシャードガイア)のサプリメントにより再現可能となっている。F.E.A.R.は公式サイトにて、まだサプリメントをそろえていないユーザーのために、旧版のデータをアルシャードffにコンバートするためのデータを無料で公開している(ただしこれはあくまで最低限のコンバートしただけであって、アルシャードffやアルシャード・ガイアのサプリメントに掲載されている旧版のアップデートデータとはゲームバランスが全く異なっている)。
[編集] アルシャードガイア
2006年8月、アルシャードffとほぼ同一のシステムを使用した現代ファンタジーRPG「アルシャードガイアRPG」(菊池たけしとの共著)が『アルシャード』シリーズの第三弾としてファミ通文庫から発売された。こちらの舞台はブルースフィアと呼ばれる現代地球で、クエスターは奈落に汚染された敵と戦い、日常の平和を守る。
アルシャードフォルティッシモとの互換性は高く、双方のクラスやデータを混ぜて遊ぶことが可能となっている。この共通システムはガイア発売時に「スタンダードRPGシステム」と名付けられた。
アルシャードガイアもまた「スタンダード現代魔法ファンタジー」を謡い、ファンタジー以上に保守的であったTRPGの「現代もの」というジャンルに風穴を開けるべき様々な要素の導入を行っている。 「魔法や超能力や剣術の使い手が現代の闇に潜む魑魅魍魎を狩る退魔もの」という旧来からのスタンダードな現代伝奇やロー・ファンタジーのコンセプトを受け継ぎつつも、戦闘魔法少女や装着ヒーローなどのSFアニメ的ガジェットや、パラレルワールドやタイムトラベルが強くからむセカイ系の世界観などの、近年のライトノベルやノベルゲームなどによく見られるような「新しい伝奇SF」の流れをふんだんに取り入れており、これを井上は「スタンダード現代魔法ファンタジー」と名付けたのである。
[編集] システム
[編集] キャラクターメイキング
プレイヤーキャラクターの作成は、自由度の高いマルチクラス制となっている。ゲームごとに用意されたキャラクタークラスの中から三つまでを選択することでキャラクターは作成される。
クラスの選択によりキャラクターの能力値が自動的に決定される。また、クラスごとに専用の「特技」や「加護」といわれる特殊能力が習得できる。
キャラクターのレベルは、選んだクラスのレベルの合計となるため、初期作成では3レベルとなる。
[編集] 行為判定
行為判定は上方判定に属する。使用されるランダマイザーは六面体ダイス二つ(以後2d6と表記)である。
「2d6+能力値」で得た数値が行為判定の目標値以上ならば判定は成功とみなされる。なお、2d6で出た出目が12ならばクリティカルが発生し、最終的な達成値に関わらず行為判定は自動成功する。 逆に出目が2ならばファンブルが発生し自動失敗の効果となる。
[編集] シナリオの進行
シナリオの進行にはシーン制が採用されている。 また、1回のセッションはオープニング、ミドル、クライマックス、エンディングの4つのフェイズに分けられ、1回のセッションで1本のシナリオを確実に消化することを目指す仕組みになっている
[編集] シナリオクラフト
『アルシャードff』および『アルシャード・ガイアRPG』ではサプリメントを導入することで「シナリオクラフト」という特別な遊び方でもゲームを行うことができる。シナリオクラフトとは、豊富なチャートを用いることでシナリオを作りながら同時にゲームを進行させていくという独特の遊び方であり、シナリオを事前に一切準備していなくてもゲームプレイを行うことが可能である。やり方によってはゲームマスターさえも必要としない。
[編集] 加護
すべてのPCはキャラクタークラスに応じた「加護」と呼ばれる強力な力を持つ。これはトーキョーN◎VAの「神業」や、ブレイド・オブ・アルカナの「奇跡」などと同様、セッション中の膠着状況を打破する切り札として機能する。基本的にPCだけの持つ能力だが、一部のNPCも同じ力を有する。「加護」の名称は殆どが北欧神話を中心とする神格から取られている。
[編集] 戦闘ルール
[編集] 位置
武器の射程や移動距離が実数で表現されているためキャラクターの位置が戦術的な重みを持つタイプの戦闘ルールになっており、トークンや戦術マップを使用した戦闘に対応させやすい。一方で「エンゲージ」の概念が実装されているため、位置をある程度曖昧に表現することもまた可能になっている。ゲームマスターがシナリオの戦闘シチュエーションによって、位置に関する処理を厳密に処理することも曖昧に処理することもどちらにも対応できる自由度の高い運用が可能である。
なおマス目つきの戦術マップを使用する場合は、アリアンロッドの戦術マップ使用ルールを完全に無改造で使用できる(エンゲージに関するルール概念が全く同一なため)。
[編集] ブレイク
『アルシャード』では通常、ヒットポイントが0になっても戦闘不能になり行動が不能になるだけで即死はしない。この戦闘不能状態は戦闘終了時になれば自動的に回復する他、アイテムや特技でも回復ができる。
ただし、この戦闘不能状態で敵が殺意をもって「止めを刺す」と宣言すればキャラクターは死亡する。「止めを刺す」と言う行動は1ラウンドを消費する行動のため、敵を確実に殺すか、とりあえず戦闘不能にしておいて残りの敵を倒すのを優先するかの選択は戦術的に強い意味を持つ。
また、クエスターといわれる存在(プレイヤーキャラクターと一部のNPC)は、ヒットポイントが0になった瞬間に戦闘不能になる代わりに「ブレイク状態」になることを選択できる。
「ブレイク状態」とは瀕死の状態になったキャラクターを、シャードがマナの力で無理やりに動かしているような状態であり、一種の暴走に近い状態である。具体的には以下の特徴を持つ。
- ヒットポイントが多少だけ回復しキャラクターは倒れずに更なる行動が可能になる。
- 特技を使用するときにマジックポイントなどの代償を支払う必要がなくなる。
- ヒットポイントが通常の手段(特技やアイテムなど)では回復しなくなる。
- ブレイク状態のときにヒットポイントが0になったら戦闘不能にならずに即死する。
ブレイクは瀕死になったときに発動する火事場の馬鹿力ともいえる能力ではあるが、デメリットも多くあり、戦闘不能を選んだ方が生存率自体は上がることも多い。戦闘不能を選ぶかブレイクを選択するかの駆け引きはこのゲームの戦闘における大きな特徴になっている。
[編集] スタンダードRPGシステム(SRS)
2006年8月、『アルシャードガイアRPG』の発売と同時に、アルシャードで使用されている基本ルールの根幹部分を「スタンダードRPGシステム」(『SRS』と略される)という名前で無料で公開することが発表された。
[編集] 世界設定
[編集] ユグドラシル宇宙観
『アルシャード』シリーズは、ユグドラシル宇宙観といわれる多元宇宙を舞台にしている。
ユグドラシルは幾多の次元を貫き生える宇宙樹であり、全ての次元はユグドラシルの枝であり葉であるとされる。ユグドラシルは現在「奈落」という虚無の勢力の侵略を受けており、多くの枝や葉が枯れつつある。プレイヤーキャラクターは奈落に対抗できる戦士「クエスター」となり、あらゆる願いが叶うという理想郷アスガルドを見出し、全次元を奈落の魔手から救い出すのがゲームの大目的である。
ユグドラシル宇宙観では、ゲームの舞台になりうる各世界のことを枝世界(ルートワールド)と呼ぶ。そして枝世界にはさらに葉世界(リーフワールド)と呼ばれる次元が多平行世界として数従属している。これはユグドラシルを一本の大樹とみなしたとき、幹から生えている枝がそれぞれ世界であるとみなし、枝から生えている葉を、その枝世界に従属する平行世界/小世界であるとみなしているのである。
葉世界が枝世界に従属するといわれるのは、枝世界が滅びるとそれにくっついている葉世界も同時に滅びるためである。なお、時間の流れによる過去や未来もまた枝世界に対する葉世界として存在し得る。そのため、歴史改変を行うことにより葉世界であった「可能性の世界」を枝世界へと変容させ、逆にそれまでの枝世界を「可能性の世界」である葉世界へと変容させることも可能である。枝世界のひとつであるブルースフィアでは時間管理局という組織の存在が確認されており、歴史改変および歴史の修正をおこなっている。
[編集] ユグドラシル宇宙観に属する世界
- ミッドガルド
- 枝世界の一つ。『アルシャードff』の舞台であるメカファンタジー風の異世界。ユグドラシルの中心に存在する「中の国」。詳細はミッドガルドの節を参照。ミッドガルドは以下に示すような複数の葉世界を持つ。
-
- エイリアスワールド
- ミッドガルドに属する葉世界。ミッドガルドの平行世界の一つ。機械神の力により作られた人工世界でありミッドガルドそのものをコピーした世界である。ミッドガルドとは別の歴史をたどっており、真帝国がクエスターにより打倒された影響で、今度はクエスターたちが世界の覇権をめぐって争っているという闘争の世界となっている。
- シャルメル
- ミッドガルドに属する葉世界。妖精郷と呼ばれる小世界の一つ。常春の世界である。妖精姫プリティにより治められており、人間に対してもっとも友好的な妖精郷である。
- オーベロン
- ミッドガルドに属する葉世界。妖精郷と呼ばれる小世界の一つ。妖精王オーベロンと妖精女王ティターニアにより治められており、人間に対しては閉鎖的な世界である。妖精郷の中ではもっとも強い勢力を持つ。
- マグ・メル
- ミッドガルドに属する葉世界。妖精郷と呼ばれる小世界の一つ。かつては平和な世界だったが現在は奈落の妖精クル・ボロムによって支配される闇と恐怖の世界と化している。
-
- ブルースフィア
- 枝世界の一つ。『アルシャードガイア』の舞台となる現代の地球が存在する次元のこと。ユグドラシルの上方に存在する「青の星」。詳細はブルースフィアの節を参照。ブルースフィアは以下に示すような複数の葉世界を持つ。
-
- サンク・クリムゾン
- ブルースフィアに属する葉世界。ブルースフィアの平行世界の一つ。地球の代わりに火星で人類が文明を成した世界であり、科学技術と呪術が融合して発達したファンタジー風味の世界で、火星のプリンセスのオマージュともいえる世界観を持つ。現在は女王が奈落に魅入られたために、枝世界であるブルースフィアの奈落化をもくろみ侵略を開始している。
- アナザースフィア
- ブルースフィアに属する葉世界。ブルースフィアの平行世界の一つ。魔法や奈落の存在が広く世間に認知された世界であり、魔法が科学と同時に日常生活に普及しているエブリデイマジックな世界である。
- ヒーローズスフィア
- ブルースフィアに属する葉世界。ブルースフィアの平行世界の一つ。アナザースフィアとは逆に、科学の発展により魔法などの神秘を研究する秘密結社や魔法使いがことごとく消滅してしまった歴史を持つ世界である。近年になって奈落の勢力が突然活動しはじめたが、その正体を知るものもおらず、パニックを恐れて奈落の存在を隠そうとする組織もいないため、「正体不明の謎の存在」の侵略を受けているとマスコミに大々的に報道され世界中の人々は恐怖におののいている。また、ヒーローズスフィアではクエスターは、自分の力や使命について教えてくれる師も持てないまま、奈落と戦う孤独なヒーローとなることを宿命づけられる。
- 狐の幽界
- ブルースフィアに属する葉世界。妖精郷と呼ばれる小世界の一つ。稲荷の眷属であるフォックステイルたちが住まう世界。
- アヴァロン
- ブルースフィアに属する葉世界。妖精郷と呼ばれる小世界の一つ。伝説の大魔術師であるマーリンの住家。
-
- 10TH-TERRA
- 枝世界の一つ。『天羅WAR』の舞台となっている、永遠の戦国と永遠の大西部が併存する世界。現在は奈落の気配はないが、奈落が近々到来する予言がなされており、ごく一部の人間たちがその対策のために異世界へと赴いている。枝世界ではなくブルースフィアの葉世界(未来のブルースフィア)ではないかという説もある。
- ウートガルド
- 枝世界の一つ。神話時代に超古代文明を作り出した巨人族アルフが眠りについている世界。その実体は、大陸ほどもの大きさがある巨大な次元間航行戦艦である。
- タルタロス
- 枝世界の一つ。ユグドラシルの最下層にある。奈落そのものが具現化した世界であり、またこの世界そのものが神として存在する。現在ユグドラシル宇宙に蔓延する奈落はタルタロスから漏れ出してきたものとも言われている。奈落に侵された神であるティターン神族が封じられている世界でもある。
- ムスペルヘイム
- 枝世界の一つ。優れた科学技術を持っていた世界だったが最終戦争が起こり文明が崩壊したポストホロコーストな世界になっている。ミッドガルドとは次元的に近い位置にあり、ムスペルヘイムからミッドガルドに移住してきた炎を拝めるジャーヘッドと呼ばれる蛮族たちが存在する。彼らは魔導科学ではない純粋な科学技術による機械類を「ムスペルの炎」という神秘的な存在から与えられており、それを用いてミッドガルドの過酷な砂漠で独特の宗教文化を築いている。
- スヴァルトアールヴヘイム
- 枝世界の一つ。魔法の鍛冶技術に優れた小人族ドヴェルグの故郷。はるか古代に滅びてしまったらしく、ドヴェルグは現在はミッドガルドに移住している。
- 冥府ハデス
- 枝世界の一つ。ユグドラシルの根にある黄泉の国であり、死者の魂がいきつく先の世界である。
- ヘルヘイム
- 枝世界の一つ。ユグドラシルの根にある魔界であり、奈落の勢力が支配する。
- トワイライトワールド
- 枝世界の一つ。中世ヨーロッパ風のスタンダードなヒロイックファンタジーの世界。奈落の勢力が放った魔物や災害が常に人類の生存圏を襲っており人々の生活は苦しい状況となっている。また、奈落が放った闇により太陽の力が弱くなり、薄暗がりが空を覆っている。
- ノーフューチャー
- 枝世界の一つ。高度な科学文明を持つ世界であるが奈落の侵食により自然災害が多発し、人類は科学技術に依存することでかろじて生き延びている。過酷な環境に適応するために、人々が肉体や精神を改造するサイバーパンクな世界。
- 夢幻郷
- 枝世界の一つ。人が夢を見るときは必ずこの夢幻郷を訪れているのだという。夢幻郷にはすべての人間の夢が小部屋のように並んで存在している。夢幻郷を自由に来訪できるものをドリームバスターと言われる。彼らは夢幻郷を旅しながら、誰かの夢の小部屋を訪れることでその人物の夢に干渉することができると言われている。
- 精霊界
- 枝世界の一つ。ユグドラシルという大樹全体を覆っている泡のような世界である。この世界に住む精霊たちは奈落に対する抗体のような存在であり、どこかの世界に奈落が発生するとその世界に飛来し、その世界の住人に憑依して奈落と戦う。
- アスガルド
- 枝世界の一つ。究極の理想郷でありここにたどり着いたものはあらゆる願いを叶えることができるという伝説がある。クエスターたちが目指す最終的な目的の地である。
[編集] シャードとクエスター
シャードとは太古の戦争で滅んだ神々の欠片のことである。宝石の形をしている。大量の魔力(マナ)を有しており、所持者に莫大な力を与える。シャードの中には神々の意思の残滓が残っており、所持者を理想郷アスガルドへ導く。
シャードは誰でも所持できるものではない。シャード自体が選んだ者にしかその力を貸さない。シャードに選ばれた者のことをこのゲームでは「クエスター」と呼ぶ。クエスターはシャードの導き(クエスト)を受け取ることができ、クエスターはクエストに従ってさまざまな冒険を体験することになる。
シャードは所持者の運命に干渉することができるため、クエスターは必ず与えられたクエストが示す事件に関わることになる。クエストはクエスターの意志と無関係に与えられるため、シャードは祝福であると同時に呪いであるとも言われる。シャードがなぜクエストをクエスターに与えるのかは謎であり、クエストの内容も千差万別でそこに共通点は見出せない。世界の危機を救うような大掛かりクエストが与えられることもあれば、町内のトラブルを解決するという日常的なクエストが与えられることもある。一説には理想郷アスガルドへクエスターを導くための試練(成長の糧)としてクエストが与えられるのだとも言われている。ゲーム的にはクエストはシナリオの目的としてGMから与えられ、達成することで経験点となる。そしてクエストをいくつも達成していき、経験点をためて成長していき、アスガルドを目指すのである。
[編集] アスガルド
ユグドラシルのどこかにあるという理想郷がアスガルドである。そこに行けばあらゆる願いが叶い、宇宙の全てを自分の望む通りに作り直す力が与えられるとも言われている。しかし、それがどこにあるのかは誰も知らず、まだたどり着けた者もいないとされる。
全てのシャードは自分のクエスターをアスガルドへたどり着かせるように導きを与え続ける。アスガルドへの到達はこのゲームの究極目的である。
[編集] 奈落
全ての世界を飲み込もうとする無そのもの。『はてしない物語』にでてくる"虚無"に近い。欲を持つ人の心に取り憑き大いなる力を与えることもある。奈落に侵された者たちはこのゲームの代表的な敵役の一つになっている。
ユグドラシル多元宇宙において奈落の拡大はゆっくりとであるが着実に進んでおり、多くの世界が奈落によって滅んでいる。奈落を根源的に滅亡させる手段が見つかっていないが、あらゆる願いが叶うという理想郷アスガルドにたどり着けば全ての奈落が消滅した世界を望むこともできると伝説は語っている。
[編集] ミッドガルド
ユグドラシルに連なる「枝」にあたる世界の一つがミッドガルドである。『アルシャードff』の主要な舞台でもある。
いわゆる剣と魔法のファンタジー世界だが、中世ヨーロッパ風のイメージにはこだわらず、近代的な機械技術を持つドイツ風の軍事帝国や、未来的な科学技術を持ったアルフの古代遺跡、樹海に棲む蛮族、日本風のサムライやニンジャ、チベット・モンゴル風の遊牧文化をもった異種族など、多様なイメージを背景にもつ文化が混在している世界であり、ルーンクエストやルナルサーガなどとも共通する「ごった煮ファンタジー」となっている。
[編集] 真帝国
ミッドガルドを席巻する強大な機械帝国。『アルシャードff』における代表的な敵役の一つであるが、絶対悪というわけではない。PCが帝国側のキャラクターになってプレイするためのデータも用意されている。
軍部が強い力を持つ軍事大国であるが、同時に機械の神デウス・エクス・マキナを奉ずる政教一致の宗教国家でもあり、軍と教会の間で対立が起こることもしばしばある。
[編集] ブルースフィア
ユグドラシルに連なる「枝」にあたる世界の一つがブルースフィアである。『アルシャードガイア』の主要な舞台でもある。
ブルースフィアはユグドラシル宇宙観において我々の住む地球にあたる世界である。魔法が存在はするが隠蔽されており、多くの人々は魔法や奈落の存在を知らずに日々を過ごしている。この世界の平和な日常を守るために、人々にばれないように奈落を退治するのが『アルシャードガイア』の基本的なゲームスタイルである。『ナイトウィザード』と世界観のコンセプトが酷似しているが、これはゲームデザインに菊池たけしが関わっているからであり、菊池自身も「『アルシャードガイア』はナイトウィザードのコンセプトを後継するものとして作った」と明言している。
[編集] ガイア
ユグドラシルにおける全ての世界の神々の母。世界の原初から存在していた神であり、ブルースフィアの大地そのものでもある。ブルースフィアはこのガイアにより強固に守られていたのだが、その守護の力は近年弱まってきており、それに対応するように奈落の侵略が激しくなってきている。ブルースフィアでクエスターとなったものはシャードだけでなくこのガイアにも導かれる特別なクエスター「ガイアの戦士」となる。ガイアの戦士の中でも特にガイアの寵愛を受けている者は「レジェンド」と呼ばれ、不可能を可能にする奇跡の力を発揮することができる
[編集] アルフ
神々よりもさらに以前に活躍していたといわれる巨人族。ユグドラシルに連なる様々な世界で超古代文明を築き、さらにはその世界を支配するものとして神々を、そして神々に仕える奴隷として人間などの知的種族を作り上げた。
アルフたちは極限まで進化したあげく進化の袋小路に陥り、ゆっくりと退行していった。現在では太古の超文明のほとんどは失われており、いまや自らが創造した神々よりも下位の存在である。過去の遺産にすがって生きている衰退種族ではあるが、それでもアルフのもつ超古代の遺産の力は計り知れない。
アルフは現在は個々の世界の支配権をそこに住むものたちに譲り、ウートガルドといわれる別天地で安穏とした眠りについている。しかし一部のアルフたちは地上に残り、なんらかの目的で活動をしているという。また、アルフの中で罪を犯した者は記憶と力を封じられ追放者として地上世界に落とされる。
[編集] 神々
世界の原初から存在していたという母神ガイアを発見したアルフたちが、ガイアを利用して創造した「ガイアの子ら」。それが神々である。アルフたちが地上を去ってからは世界の支配者として君臨していたが、その多くは過去の戦いで肉体を失いシャードと化している。
神々は決して滅びることはなく、砕け散ったとしてもシャードという形でその意志を残すことができる。神々、そしてシャードは今の人間たちにとっては謎につつまれた存在であり、太古の知識を失った現在のアルフたちでもその謎は解明できるものでなく、アルフにとって神々、そしてシャードはもはや畏怖すべき存在である。
[編集] 源神話
ユグドラシル宇宙に連なる世界では、地球で語られている神話とほとんど同じものが他の世界にも伝わっていることがある。例えば、異世界であるはずのミッドガルドの神話に出てくる神々は、地球の北欧神話や日本神話、ギリシャ神話などに語られている神々である。
これは、神話の時代に神々がユグドラシルの各世界をまたに掛けた活躍をしており、彼らが成した偉業がさまざまな世界に伝わったためだとされる。もちろん、地球(ブルースフィア)に伝わっている神話についても、異世界での歴史的事実が神話として伝わっている事もある。例えば、北欧神話で語られるラグナロクは異世界であるミッドガルドの歴史的事件が地球に神話として伝わったものとされる。
このように、複数の世界に伝わっている神話を「源神話」と呼ぶ。
[編集] キャラクタークラスと加護
- 各クラスの持つ加護については、クラス名の後ろに括弧で示した。その実際の神話・伝承については、リンク先を参照のこと。上級クラス、アインヘリアルクラスには加護は存在しない。
[編集] ff・ガイア共通のクラス
- 基本クラス
- 上級クラス
- デーモン - 魔界ヘルヘイムの支配層にまで登り詰めた奈落の落とし子たち。ダークワンおよびダンピールの上級クラス。
- アインヘリアルクラス
- バトルマスター - 偉業をこなして神の戦士に昇格したファイター
- ストライダー - 偉業をこなして神の戦士に昇格したスカウト
- ガーディアン - 偉業をこなして神の戦士に昇格したホワイトメイジ
- ウォーロック - 偉業をこなして神の戦士に昇格したブラックマジシャン
[編集] 『アルシャードff』固有のクラス
- サブクラス
- アウトロウ(ヘルモード) - 裏社会を生きる無法者。暗黒街での資金調達や情報収集、ダーティーな戦闘スタイルに長ける
- ヴァグランツ (ブラギ)- 放浪者、旅人、吟遊詩人。ファミリア(使い魔)や支援系の特技を持つ
- ウィザード(バルドル) - 空に浮かぶ学院・アカデミーの賢者(エリート魔術師)。魔法が強化される
- エイリアス(フレイ) - 機械神の加護によって生まれたクローン。司教たちの私兵や隠密、要人の従僕を務める
- エージェント(エーギル) - 企業の工作員。会社から支給される特殊武装で戦う
- エレメンタラー(ニョルド) - 世界の敵・奈落を憎悪する精霊と契約し、感情喪失・肉体の変貌を代償に戦う
- オラクル(フレイ) - 巫女。帝国の公敵。神々の欠片シャードを通して神の声を聞く。支援系魔法の使い手
- キャバルリー(フォルセティ) - レアミューと呼ばれるトリウマに騎鳥し、名誉を重んじる古典的騎士
- サムライ(タケミカヅチ) - 東方の島国ヤシマの戦士。刀に代表されるサムライ装備、二刀流などで戦う
- ジャーヘッド(ネルガル) - マスクと防塵服に全身を包み、拳銃やマシンガンなど火器を用いる砂漠の傭兵
- ソーサラー(オーディン) - 帝国の魔導機械技術「カバラ」の技術者。コンピュータ「セフィロト」によって魔導プログラムを操る技術魔法使い
- ゾルダード(トール) - 帝国の正規兵。カバラ兵器やカバラによる肉体改造を受けている
- ダークワン(ヘル) - 奈落に汚染された生物を表す。アンデッド、オーク、ガイスト、ターマイト、フォモールを再現する
- ニンジャ(ツクヨミ) - 東方の島国ヤシマの密偵。ニンジャ装備や忍法と呼ばれる魔法を用いる
- バーバリアン(イドゥン) - 帝国南方のジャングルに住む蛮族。身体に入れ墨のように刻まれた紋章の力で戦う
- ハンター(ティール) - ギルド等に所属する賞金稼ぎなど。魔物を退治し、仲間を守る能力に優れる
- パンツァーリッター(ヘルモード) - 帝国製の二輪車両に跨る装甲騎兵。バイクに乗った中世騎士のイメージ
- ブライト・ナイト(シャヘル) - アームドギアと呼ばれる巨大人型機動兵器のパイロット
- ミッショナール(イドゥン) - 帝国神教の巡回伝道師や従軍神父。宗教プロパガンダや教会の諜報活動に従事する
- 異種族クラス
- アルフ(フレイ) - かつて神をも作ったという古代種族。レーザーソードに代表される遺失テクノロジを操る
- ヴァーハナ(ブラギ) - 天空の島シュメルにすむ小さな種族。リスやネズミに似た愛らしい外見を持つ
- ヴァルキリー(フレイヤ) - アルフの作り出した重武装戦闘用アンドロイド。多くは女性形態を取る
- オウガ(ネルガル) - 額から角の生えた大型種族。3メートルを超す身長のものもいる。放浪する戦闘種族である
- ザウルス(ティアマトー) - いわゆるリザードマン。多くは傭兵やマフィアとして生き、ドラゴンになることを目指す
- シリウス(フェンリル) - 狗頭の獣人。遊牧民であり、独自の拳法・天狼拳の使い手
- ドヴェルグ(イーヴァルディ) - いわゆるドワーフ。空賊であり、ロック(音楽)と酒を愛する種族
- フェアリー(バルドル) - トンボや蝶のような羽を持つ小妖精。本来、妖精郷という異世界の住人である。好奇心旺盛かつ臆病
- メロウ(エーギル) - いわゆる人魚。彼らの国家ヴァナヘイムは真帝国の法人として登録された「王政の企業」である
- リンクス(ウル) - 猫の瞳と耳と尻尾をもった異種族。優秀な狩人で魔法を弓に乗せて飛ばすこともできる
- 上級クラス
- アークウィザード - アカデミーの大教授の地位を得た魔術師。ウィザードの上級クラス。
- イデアルソーサラー - 自らの肉体を改造し魔導コンピュータ「セフィロト」と一体化した人間コンピュータ。ソーサラーの上級クラス。
- コマンダー - 真帝国の軍の士官。帝国系クラスの上級クラス。
- スピリット - 精霊と一体化した精霊使い。エレメンタラーの上級クラス。
- センチュリオン - 自分の命令一つで命をかけて戦う軍団を持っていることを表すクラス。
- ドラゴン - 竜族の力を継承したクエスター。ユグドラシル宇宙では別の種族が竜に「成る」ことができる。
- ハイアルフ - 異郷ウートガルドにいるような高位のアルフたち。アルフの上級クラス。
- プリースト - 真帝国の教会司祭。帝国系クラスの上級クラス。
[編集] 『アルシャードガイア』固有のクラス
- サブクラス
- アルケミスト(ヘル) - 機械仕掛けの魔法杖チャンバースタッフを操り、魔法を強化する
- オーヴァーランダー(マリーシ) - 異世界を行き来する世界間移動者。他の世界の力や特徴を有する
- ガンスリンガー(フレイヤ) - 銃器のエキスパート。さまざまな銃を用いた戦闘技術を習得している
- サモナー(ブラギ) - カードや呪符による召喚魔法を扱う符術師。サジッタ社のトレーディングカードゲームから力に目覚める者もいる
- ソードマスター(タケミカヅチ) - 魔器と呼ばれる魔法の武器の使い手。剣や杖など魔器自身をキャラクターとすることもできる
- ルーンナイト(フレイ) - ルーンメタルという超合金製の鎧を纏って戦う戦士
- レジェンド(ガイア) - 運命を切り開き、伝説を打ち立てる英雄や勇者、あるいはその候補生
- アーティスト(ミューズ) - ミュージックデバイスという楽器を操り、音楽により魔法を使う
- サイキック(ニョルド) - 念動力や透視能力などを扱う超能力者
- ホムンクルス(ネルガル) - 人工生命体。バイオウェポンという身体変異武器を扱う
- ミスティック(アカラナータ) - 祈りの力で神秘を操る退魔師やエクソシスト。様々な宗教に属する
- リターナー(バルドル) - 時間を超えてやって来た未来人。光線銃などの未来装備や時間操作系の能力で戦う
- 異種族クラス
- 上級クラス
- グレーターサモナー - クリーチャーと直接契約して自在に使役できる大召喚師。サモナーの上級クラス。
- グローリー - 冒険の果てに伝説を打ち立てて名が語られるようになった英雄たち。レジェンドの上級クラス。
- オーヴァーランダー・オルタナティブクラス
- OVL:フロムヘル(イドゥン) - 冥府ハデスからの来訪者である、一時的に肉体を取り戻した死者などを表す
- OVL:ドリームバスター(ツクヨミ) - 夢の世界・夢幻郷に渡る能力を持つドリームバスターを表す
- OVL:エレメンタル(ニョルド) - 精霊界の住人である精霊を表す。他者と契約し自分の力を使わせることも可能
- OVL:サイバーパンク(ネルガル) - 発達した科学で、人体を機械に置き換えさえするサイバーパンク世界の住人であることを表す
- OVL:ソーズ&ソーサリー(フレイヤ) - 魔法が発達したファンタジー世界の出身であることを表す
- OVL:10th-TERRA(ティール) - 天羅WARなどの舞台である惑星10th-TERRAの出身であることを表す
- OVL:ブルースフィア(ガイア) - ブルースフィア出身のオーヴァーランダーであることを表す
- OVL:ヒーローズスフィア(フォルセティ) - ブルースフィアの平行世界、魔法が否定され、ヒーローが世界を護るヒーローズスフィアの出身者
- OVL:ミッドガルド(オーディン) - アルシャードffの舞台、ミッドガルドの出身であることを表す
[編集] その他特殊なクラス
- ノーマル(なし) - 一般人を表すためのクラス。PCとしての使用は推奨されておらず、「弱い」キャラクター(1レベルのクエスターなど)を作成する際に使用できる。
- ストレンジャー(ガイア) - 運命に導かれ、異世界からミッドガルドへ呼び寄せられた「来訪者」であることをあらわすクラス。アルシャード第一版に存在していたクラスだが、アルシャードガイアRPGにおいてストレンジャーのクラスが持っていた性質はオーヴァーランダーとレジェンドに分割されたために現在では使われなくなった。
[編集] その他の加護
[編集] 製品一覧
[編集] アルシャード (初代)
- アルシャード (基本ルールブック) ISBN 4-7577-0951-X
- アール・ヴァル・アルダ (上級ルールブック) ISBN 4-907792-40-9
- クイーン・オブ・グレイス (帝国ソースブック) ISBN 4-907792-44-1
- オン・ユア・マインド (プレイングガイダンス集) ISBN 4-907792-48-4
- ブライト・ナイト (キャンペーンシナリオ集) ISBN 4-907792-57-3
- アメージング・ワールド (ワールドデータブック) ISBN 4-907792-61-1
- ティル・ナ・ノグ (ワールドデータブック。『アメージング・ワールド』で収まりきれなかった情報の補完) ISBN 4-907792-70-0
- フライハイ 漂流学園 (キャンペーンシナリオ集) ISBN 4-907792-83-2
- アルシャードSSS vol.1~17 (短編シナリオ集)
[編集] アルシャードff
- アルシャードff (基本ルールブック。旧版『アルシャード』の増補、再編集) ISBN 4-7577-2382-2
- オーディンの槍 (リプレイ集) ISBN 4-7577-2361-X
- アール・ヴァル・アルダff (上級ルールブック。旧版『アール・ヴァル・アルダ』の増補、再編集) ISBN 4-907792-92-1
- オーバー・ザ・レインボー (キャンペーンシナリオ集) ISBN 4-907792-95-6
- ヴァーレスライヒ (帝国ソースブック。旧版『クイーン・オブ・グレイス』の増補、再編集) ISBN 4-907792-97-2
- ウィンカスター・フォーチュンサービス (GMアクセサリー集。シナリオクラフト対応) ISBN 4-86224-003-8
- ブライト・ナイトff (キャンペーンシナリオ集。旧版『ブライト・ナイト』とクロスオーバーをしている) ISBN 4-86224-005-4
- ミッドガルド (ワールドデータブック。旧版『アメージング・ワールド』『ティル・ナ・ノグ』の増補、再編集) ISBN 4-86224-009-7
- アインヘリアル (高レベル&上級クラス追加データ集。『アルシャードガイア』にも対応) ISBN 4-86224-024-8
- ヨルムンガルド (コンセプトシナリオ集)ISBN 4-86224-027-9
- アラウンド・ザ・ワールド (キャンペーンシナリオ集) ISBN 978-4-86224-031-6
[編集] アルシャードガイア
- アルシャードガイアRPGルールブック (基本ルールブック) ISBN 4-86224-005-4
- 明日(みらい)へのプロファイル (リプレイ) ISBN 4-86224-005-4
- アルシャードガイアRPG上級ルールブック (上級ルールブック) ISBN 4-7577-3057-8
- ロストレクイエム (キャンペーンシナリオ集) ISBN 4-7577-3075-6
- エブリディマジック (GMアクセサリー集。シナリオクラフト対応) ISBN 4-7577-3480-7
- 神の贈り物 (リプレイ) ISBN 4-7577-3510-1
- グレートディメンジョン (異世界サプリメント) ISBN 4-86224-022-4
- 神薙ぐ御剣 (リプレイ) ISBN 4-7577-3687-8
- ダークマジック (シナリオ集) ISBN 978-4-7577-4067-9
- 希望(ゆめ)へのコンタクト (リプレイ) ISBN 978-4-7577-4232-1