アセトアミド
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アセトアミド | |
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IUPAC名 | アセトアミド |
分子式 | C2H5NO |
分子量 | 59.07 g/mol |
CAS登録番号 | [60-35-5] |
密度と相 | 1.159 g/cm3, 固体、20 ℃ |
融点 | 79-81 °C |
沸点 | 222 °C |
SMILES | CC(=O)N |
アセトアミド (acetamide) とは、有機化合物の一種で、酢酸とアンモニアが脱水縮合した構造を持つアミド。分子式 C2H5NO、示性式 CH3CONH2。
[編集] 性質
無色で六角形の結晶。分子量 59.07、融点 82 ℃、沸点 221 ℃。20 ℃で水に 97%、エタノールには 31% 溶ける。クロロホルムやグリセリンにも溶けるが、エーテルにはほとんど溶けない。
酢酸アンモニウムと無水酢酸を加熱すると得られる。また、酢酸アンモニウムの熱分解でも合成できる[1]。
加水分解すると酢酸とアンモニアに、脱水するとアセトニトリルになる。 LiAlH4などによって還元され、エチルアミンとなる。
溶融アセトアミドは、さまざまな有機、無機化合物を良く溶かす溶媒として用いられる。
[編集] 癌との関連
実験動物において、癌を引き起こすことが確認されている。国際がん研究機関では、人に対する発ガンリスクの分類をグループ2Bとしている。
[編集] 参考文献
- ^ Coleman, G. H.; Alvarado, A. M. Org. Synth., Coll. Vol. 1, p. 3 (1941); Vol. 3, p.3 (1923). オンライン版