すばらしい日本の戦争
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「すばらしい日本の戦争」(すばらしいにほんのせんそう)は、小説家・高橋源一郎が1980年の第24回群像新人文学賞に処女作として応募し、落選した作品である。
また、その作品と、その作品を少し書きかえて1983年に発表した「ジョン・レノン対火星人」の最重要登場人物の名前である。
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[編集] 選考過程
「すばらしい日本の戦争」は、予選を通過して最終選考に残った。最終選考の選考委員は川村二郎、木下順二、瀬戸内晴美、田久保英夫、藤枝静男の5名。瀬戸内晴美1人だけが強く推したが、他の委員からは酷評を受け、受賞には至らなかった。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] 『すばらしい日本の戦争』という人物
「花キャベツカントリー党」のリーダー。「花キャベツカントリー殺人事件」を起こす。この事件により東京拘置所の東2舎2階23房に8年間拘置されていた。なおこの部屋には「ジョン・レノン対火星人」の語り手の「わたし」も拘置されていて、「わたし」が保釈された翌日に「すばらしい日本の戦争」がその部屋に拘置されている。かつて詩人だった。詩集を1冊出したような気がするらしい(本人談)。作品の最後では、遺躰となって火葬場に入っている。自殺したと思われる。
[編集] 性格
- 神経質。
- 温厚。
- 責任感が強い。
[編集] 特徴
- 頭の中に死躰が住み着いている。時々深淵が彼を死躰として追撃してくる。それがどんどん頻繁になってくる。
- 気ちがいのまねをしている。
身体に関する表現で差別的・差別を助長しかねない内容のものがあるが、時代背景を考え、また、作品の著者に差別の意図がないことからそのままにしてある。