さいたま・つくば号
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さいたま・つくば号とは、つくばセンター(茨城県つくば市所在)~大宮駅・さいたま新都心(埼玉県さいたま市所在)間を常磐自動車道・東京外環自動車道・首都高速道路埼玉大宮線・埼玉新都心線経由でJRバス関東土浦支店が運行していた高速バス路線。
[編集] 概要
2005年8月に首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線(以下TX)が開業し、JRバス関東・関東鉄道が共同で運行するつくば号の乗客は、開業前から7割減少した。このためJRバス関東は、TXと直接競合しない路線の新設を開始し、9月にはつくばセンター発着のドリーム大阪号を新設した。さらに12月にJRバス関東がONライナーで大宮駅・さいたま新都心への乗り入れ実績がありターミナルの確保が可能である当路線を開設した。東北・上越・長野の各新幹線との接続の利便性を考慮して新設したとも言われている。運行本数は1日8往復で、さいたま新都心駅・大宮駅~つくばセンター間の運賃は1,100円であった。
つくば側の停留所はつくば号と同一箇所であるものの、つくばセンターは6番乗り場を利用し、他の停留所ではポールもJRバス関東独自のものを新設するなど、微妙な変化が見られた。さいたま側はONライナーとまったく同一箇所を利用した。
しかしながら知名度のなさ、両地域間の流動の少なさなどから乗客数は伸び悩み、わずか3ヶ月程度で廃止されることとなった。
なお、廃止後の2006年10月1日に、関東鉄道・国際興業の共同運行で、さいたま・つくば号とほぼ同じルートを通る大宮~つくば・土浦線が新設されたが、これも1年少々の短命に終わった。
[編集] 停車バス停
- (以下、茨城県つくば市内)