諸葛懐
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諸葛 懐(しょかつ かい、生没年不詳)は、中国の三国時代から西晋時代にかけての人物。
諸葛懐の名は清の学者・張澍が記した『諸葛忠武侯文集』の「故事巻一‧朝真觀記」・『編集諸葛忠武侯文集自序』に記されている。それによると、蜀の諸葛亮の末子、諸葛瞻の弟とある。また、姉妹に諸葛果がいたという。
兄が227年に生まれていることから、この年以後に生まれたと思われる。 263年の蜀滅亡から数年後、西晋の太傅・王覧(205年 - 278年、字:玄通、王羲之の曽祖父)が武帝に「諸葛亮の末裔たちを洛陽に招聘し、要職に就任させましょう」と奏上したとある。
それを聞いた諸葛一族は喜んで応じて洛陽に赴き、それぞれ要職に就いたが、諸葛懐のみは、これを拒否し、庶人として過ごしたと記されている。どこの地で過ごしていたかは不明。