親衛隊少将
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親衛隊少将(しんえいたいしょうしょう)とはドイツ語の SS-Brigadeführer の訳語の一つである。英米の研究書では訳さず原文を用いるが、敢えて訳す場合には陸軍の階級呼称を利用して SS Major-General と訳される。日本語では逐語訳して親衛隊旅団長、SS旅団長、親衛隊旅団指揮官 と様々に訳される場合があるが、実際に旅団レベルの軍隊を指揮する指揮官でなく、警察指揮官である場合があり、表意文字文化に慣れた読者を混乱させる。またドイツでも最近の研究書では陸軍の階級呼称を併記している。
また、Brigadeführerはナチ党の組織に共通する階級呼称であり、SA-Brigadeführer、あるいは NSKK-Brigadeführerという応用もある。突撃隊少将、SA少将、NSKK少将である。
通常勤務服用肩章 |
[編集] 有名な親衛隊少将
- ヴァルター・シェレンベルク ・・・ 国家保安本部第VI局(国外諜報担当)の責任者
- ヨハン・ラッテンフーバー ・・・ 総統警護警察隊の指揮官
- ヴィルヘルム・モーンケ ・・・ ベルリンの戦いで総統官邸を含む官庁街を防衛を指揮した。
- ブロニスラフ・カミンスキー ・・・ カミンスキー旅団の指揮官