深戸橋梁
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深戸橋梁(ふかどきょうりょう)は、磐越西線日出谷駅 - 鹿瀬駅間にある阿賀野川に架かる全長252mの鉄道橋である。
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[編集] 概要
磐越西線の建設工事に伴って1914年(大正3年)に完成した。プレートガーダー・プラットトラス・ワーレントラスの3種類の形式が用いられている。
1983年(昭和58年)11月20日に、中央部のワーレントラスの老朽化に伴う架け替え工事が行われた。橋の架け替えでは脇に新しいものを架け直すことが多いが、この時はワーレントラスの1径間のみが架け替え対象であったため、列車の運行停止時間の短縮と工費の節減の両立を図って日本で初めて落下式の架け替え工法が選択された。これは、脇に仮設足場を用意してその上で新しいトラスを組み立てておき、古いトラスをジャッキで横に押し出して川に突き落とし、新しいトラスを横に移動させて据え付けるというものである。深戸橋梁の例では、落とした古いトラスの重量は約450トンであった。架け替え工事の総工費は約4億円で、これは新線に切り替えた場合の半額以下とされる。
鹿瀬駅前にこの時架け替えられたトラスの一部とモニュメントが展示されている。また、新潟市新津鉄道資料館にトラスの銘板と架け替え工事の詳細を紹介したパネル展示がある。
[編集] 関連項目
- 平瀬トンネル — 深戸橋梁の日出谷側にあるトンネル
[編集] 参考文献
- 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2008年2月号(Vol.800) p.97
[編集] 外部リンク
- 歴史的鋼橋 阿賀野川深戸橋梁 — 橋に関する詳細なデータがある。
- 株式会社横河ブリッジ 鋼橋の解体・撤去 — 鋼橋の撤去工事例2に落橋の瞬間の写真がある。