君主online
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ジャンル | MMORPG |
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対応機種 | Windows 2000 (SP4) / XP |
開発元 | Ndoors |
運営元 | ゲームポット |
人数 | 多人数プレイ |
メディア | ダウンロード |
運営開始日 | 2006年3月31日 |
利用料金 | 基本無料(アイテム課金) |
対象年齢 | 全年齢 |
デバイス | キーボード、マウス |
必要環境 | CPU: インテル Pentium III 800Mhz以上 Memory:128MB以上 Direct3Dをサポートするビデオカード 8MB以上 |
君主online(原題Goonzu Onlineまたは군주 온라인)は韓国のゲーム会社Ndoors社が開発したオンラインゲーム。MMORPGに分類される。グラフィックは2D方式である。そのため比較的低スペックPCでもゲームを楽しむことができる。
同タイトルは、韓国国内向けの韓国サーバ-、日本国内向けの日本サーバ、多国籍向けのグローバルサーバで運営されている。
日本では、株式会社ゲームポットが日本語版を運営しているまた、ガマニア・ネットマーブル・ハンゲームジャパンからもプレイできる。なお、2008年7月1日から運営業務をゲームポットから開発会社のNdoorsが設立するエヌドアーズエンターテインメントへ移管する予定。ゲームポットは業務提携というかたちでサービスを継続する。[1]
それぞれのサーバが指定された地域以外からはアクセスできないようになっているが、プロキシサーバ等を経由してアクセスしサーバ内経済に影響を与えている。
目次 |
[編集] ゲームシステム
[編集] 世界観
原作版である韓国サーバでは、16世紀の朝鮮を舞台としているが、日本サーバでは、26世紀の世界を舞台としていて、かなり大規模なローカライズが行われている。ただし、現在では韓国でも逆輸入版君主ともいえる君主Specialが運営されている。
[編集] 日本でのサーバ稼動状況
2007年7月18日現在
稼動状況 | サーバ名 | |
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稼動中 | エナレット・アルディア・ヨウギク・フェルバーグ | |
準備中 |
[編集] 株式公開公募と株主総会
サーバ運営の重要なイベントの一つとして、株式公開公募と株主総会がある。
[編集] 株式公開公募
このゲームでは、大体月に1回程度の割合で、運営チーム主催で株式公開公募が開催される。 発行株数は、6万株(8月3日現在)で1キャラクターで1口のみ応募できる。(1口の応募で30株を受け取れる権利が与えられる。)公募価格は、各サーバの物価により変動する。 毎週火曜日配信のメールマガジンで先行告知され、毎週水曜日の定期メンテナンス後、運営側より、公式HPへ告知される。 通例として、金曜日か土曜日の週末に開催され、告知されると公募資金確保のため、天与石や一部素材アイテムを中心としたデフレーションが発生する。 応募受付開始時刻になると、応募の受付を各国の証券所で開始する。応募の際には、1口分の公募金を手持ちで持っている必要がある。応募完了と同時に公募金は手持ちより差し引かれる。1時間後に締め切られ抽選を開始する。 抽選に当選すると、30株を受け取ることができ、直ぐに売買が可能である。抽選に外れた場合、公募金は銀行口座へ振り込まれる。
[編集] 株主総会
抽選が終了すると、全発行株数の3%を持っているプレーヤーにより、株主総会が発議される。君主時間で3ヶ月間(現実時間で約3日間)開催される。国守推薦者の国守就任に関する議案を審議し、上位100位の投票権を持った株主により投票され、全発行株数の過半数の賛成票か、全投票総数の過半数の賛成により、国守推薦者の国守就任が確定する。
また、2007年8月1日のアップデートで、君主時間1年(現実時間で12日)以内の連続発議に対して、発議者の持ち株から、全発行株数の1%相当分を削除するペナルティが実装された。しかし、現国守の継続発議を妨害する発議を抑制する効果はあまり見込めず、むしろ、現国守が継続発議を行うために、持ち株1%削除というペナルティを受けなければならない可能性があるという、安定した国運営に関わる悪影響もあり、ペナルティに関し賛否両論が出ている。
[編集] 国守の任命
ゲームシステムは、戦闘よりも株や政治に重点をおいたシステムとなっている。ゲーム内には、「国」というコミュニティが存在し、現代の株式会社のように運営されている。国の代表者(株式会社の社長に相当)である「国守」(任期は、君主時間で2年間 現実時間で約24日)はその国の株を保有している株主によって選出される。株主総会への投票権・株式配当は、保有株式数の上位100名にのみ与えられる。全発行株式数の3%を取得すると株主総会を発議できるようになる。こうして株主総会から任命された国守は、国内に設置された施設を管理する「守令(株式会社の取締役に相当)」(任期なし)を任命できることになる。また、国守となっている人が不正・賄賂など行っていた場合、他の3%以上持っている人が株主総会を発議する事ができ、他の人を推薦として選び、賛成票が否認票より多くなった場合、現「国守」を解任し、推薦した人を「国守」とする事ができる。その場合、解任された「国守」がその時点で株式を3%以上持っていた場合、また株主総会が開かれる可能性が高い。
[編集] 国を束ねる君主の存在
ゲーム内の最高権力者として「君主」の存在がある。 君主はサーバ内のプレイヤーから立候補し、プレイヤーの選挙によって決定する。 選挙に当選した君主は、ゲームマスター(GM)に君主宣誓を行い、ゲームマスターから君主服一式を貸与され君主の権限を行使することができる。
[編集] 君主の権限
- 世界内を自由にワープできる。(ワープ特権)
- 任意のプレイヤーを君主のもとまで呼び出すことができる。
- サーバ全体に届く発言をすることができる(君主放送)。
- 君主専用の装備(君主服)が貸与され、キャラクターの周りにエフェクトが表示される。
- 世界を運営する五大臣を任命・命令できる。
- ボーナスタイムの開催時期を決定できる。
[編集] 君主の任期と解任
君主は、選挙に当選した場合、現実時間で2ヶ月間の任期があり、任期満了まで解任されることがない。ただし、君主キャラクター・アカウントの削除、長期で君主キャラクターがゲームにログインしない、運営チームの勧告等に従わない場合は、運営チームの権限で君主を解任することが出来る。なお、解任された場合は、GMが君主代行に就任し、次の選挙の開催まで、GM君主がサーバを統治する。五大臣は、君主解任前の大臣を再任命し、GM君主は活動は一切行わない。
[編集] 五大臣・付随組織の権限
- 各大臣・組織の職務遂行に必要な権限
- ワープ特権の付与(2007年3月28日のアップデートで付与)
[編集] 五大臣・付随組織
大臣・組織名 | 職務内容 | |
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朱雀官 | 貿易商人などから買い取る価格などを一定限度数内で設定し世界の通貨流通量を調節することができる。 | |
麒麟官 | 不正を働くユーザーの取り締まりや監視を行う。また、羅眼隊という特別な組織を持つ。 | |
羅眼隊 | 一般ユーザーから麒麟官が選出し任命する。彼らも不正ユーザーの監視を主な職務とする。麒麟官をサポートする。 | |
青龍官 | 国家間戦争の開始から終了までの時間調整と今後実装される予定のイベントの様々な調整を行う。 | |
白虎官 | 国に登録できる住民限界数の調整とLv20達成時に支給される金額の調整を行う。 また、白虎官は白十字隊という特別な組織を持つ。 | |
白十字隊 | 白十字隊は初心者ユーザーに様々なアドバイスを施したり簡単な質問などに答える。 | |
玄武官 | 職人達のために様々なボーナスを振り分ける。主に、武器製造時のスキル経験値が与えられる割合を調節し各武器の格差をなくす。 |
[編集] 攻城戦
君主には、開国した国同士で戦争する攻城戦システムが用意されている。しかし、日本サーバでは、攻城戦は活発には行われず、互いの国の守護石像を破壊しないという取り決めの元に、模擬戦という形をとる場合が多い。
[編集] 宣戦布告
宣戦布告は、国守の権限で、トキヤ奥の君主席で宣戦布告を行うことが出来る。 しかし、以下の条件の国には、宣戦布告を行うことは出来ない。
- 国スコアによる順位の差で、自国より5位以上、下位の国(自国より上位の国への宣戦布告は、ランキング差に関係なく行うことができる)
- すでに他国より宣戦布告した国、またはされた国
- 開国後(初代国守決定後)リアルタイムで12日以内の国
- 株式公開を行っていない国
- 敗戦後リアルタイムで7日間経過していない国
宣戦布告をすると、ログイン中の全プレイヤーに宣戦布告を告げるメッセージが表示される。
[編集] 基本ルール
[編集] 攻城戦参加条件
攻城戦には、宣戦布告を行った国、宣戦布告をされた国に所属している国民であれば、誰でも参加できる。
[編集] 攻城戦開始タイミング
攻城戦は、宣戦布告した日の、2日後の午後9時から開始される。
[編集] 制限時間
攻城戦には、制限時間が設けられており、20分から60分の間で、青龍官の権限で設定することが出来る。 特別に青龍官が設定しない場合は、20分に固定されている。
[編集] 戦闘フィールド
戦争は一般のフィールドで行われる。
[編集] 勝敗条件
勝つためには、相手国の城壁を壊して国内へ侵入し、国内にある、守護石像を壊すことが条件である。
[編集] 攻城戦中の戦闘について
攻城戦中は、相手国に所属するプレイヤーを、通常のモンスターと同じように攻撃することが出来る。 この戦闘で死亡した場合は、自分の所属する国内で復活し、デスペナルティはない。
[編集] 褒章とペナルティ
[編集] 戦勝国の褒章
戦勝国には、褒章として、資本金と国スコアが与えられる。この量は、戦勝国と敗戦国のランキング差によって変動する。資本金と国スコアは、敗戦国から支払われる。
[編集] 敗戦国のペナルティ
敗戦国には、以下のペナルティが課せられる。
- 城壁レベル5低下
- 守り神レベル5低下
- 建設されているすべての建物の耐久度が2000低下
- 国の資本金を戦勝国へ献上
- 国のスコアを戦勝国へ献上
[編集] 料金体系
韓国サーバをはじめとするすべてのサーバで、基本料金無料でゲームを楽しむことができるが、一部アイテムを購入する際に通貨を使用する(アイテム課金制)。
クンシュポイント(KP)
通貨を支払うことで購入する。KPはクレジットカード・GASH・NET CASH・WebMoneyが使用できる。日本円では1KP=10円。300KP以上の購入でKPボーナスがつく。
[編集] 主な出来事
- 2005年11月29日 君主のクローズβテスト開始
- 2005年12月28日 君主のオープンβ開始
- 2006年3月31日 君主正式サービス開始
- 2006年12月 中国籍とみられる天与売り露天の登場でモールアイテムを中心としたデフレーションになる。
- 2007年1月 クレジットカード会社の依頼で不正使用の疑いのあるIDの凍結。
- 2007年3月28日 大規模アップデート。公式ページのリニューアル。日本版のタイトルが「君主」から「君主online」に変更。
- 2007年4月1日 対モンスターのダメージが数十倍のエイプリルフールジョークに。
- 2007年4月7日・8日 君主online初の24時間イベント開催
- 2007年7月7日・8日 君主online2回目の24時間イベント実施
- 2008年7月1日 ゲーム運営業務をゲームポットからエヌドアーズエンターテインメントへ移管(予定)
[編集] 外部リンク
- 君主online日本公式サイト
- 君主韓国公式サイト
- 君主Special(Korean Ver.)
- 日本語環境のブラウザーでアクセスするとハンゲームメインまたはハンゲームジャパンにアクセスを促すページにリダイレクト(JavaScript使用)される。
- 君主グローバル公式サイト
- 日本語環境のブラウザーでアクセスすると日本の公式サイトにリダイレクト(サーバサイド言語または.htaccessを使用。)される。
- ゲームポット(日本での運営会社)
- Ndoors社(開発元 韓国・グローバルの運営会社)
- 君主wiki(君主onlineの総合情報サイト)
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