仙台トンネル
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仙台トンネル(せんだい - )は、JR東日本仙石線におけるあおば通駅~苦竹駅間の地下区間の正式名称である。
[編集] 経緯
仙石線の前身である宮城電気鉄道が建設された際、用地買収の容易な場所がルートとして選ばれたため、線路は仙台市都心部を蛇行する形となった。都心部の住宅密集地に線路が敷かれた事に加え、駅間距離が短い上にカーブが多く列車が高速で走れないといった事から、踏切の遮断時間は比較的、長かった。さらに列車の本数が増えるにつれ、踏切での交通渋滞が慢性化するようになり、問題視されるようになっていった。そして、仙台市の都市計画の一環として、仙台駅東口の再開発計画と併せて路線の地下化が決定され、1985年に工事が開始された。仙台トンネルは2000年に完成し、これによって仙石線にあった14の踏切が廃止された。また、線路の蛇行が無くなったため、列車の速度が向上し所要時間がやや短縮された。
[編集] トンネル内の駅一覧
駅名 | 周辺施設 | 接続路線 |
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あおば通駅 | 七十七銀行本店、ダイエー仙台店など | 仙台市営地下鉄南北線 |
仙台駅 | ヨドバシカメラ、Zepp Sendai、BiVi仙台駅東 | 東北新幹線、東北本線、常磐線、仙山線 |
榴ヶ岡駅 | 榴ヶ岡公園、仙台サンプラザ | |
宮城野原駅 | 宮城野原公園総合運動場、県営宮城球場、仙台育英学園高等学校 | |
陸前原ノ町駅 | 宮城野区役所 |