ヴィルヘルム・ハンマースホイ
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ヴィルヘルム・ハンマースホイ(Vilhelm Hammershøi,1864年5月15日–1916年2月13日)は、デンマーク出身の画家。
写真のように細密なタッチで描いた室内画が特に印象的。その多くには背を向けた人物(その多くは彼の愛妻イダを描いている)を描いている。
[編集] エピソード
- 国際的人気を誇るコメディグループ「モンティ・パイソン」のメンバーであるマイケル・ペイリンがハンマースホイ作品の大ファンで、BBCで『Michael Palin and the Enigma of Hammershoi』というドキュメンタリー番組を制作し、ハンマースホイの魅力を放送。マイケル・ペイリン自身もハンマースホイの作品を所蔵しているらしい。
- イエンス・ロウガセン(2006-2007ANDAM AWARDを受賞)は、ハンマースホイのネオクラシカルな要素にインスパイアされたハイエンドなラグジュアリーコレクションを発表した。
[編集] 代表作
- 背を向けた若い女性のいる室内(1903-04)(ラナス美術館)
- 若い女性の肖像、画家の妹アンナ・ハンマースホイ(1885)(ヒルシュプルング・コレクション)
- 室内、ストランドガーデ(1901)(ハノーファー、ニーダーゼクセン州博物館)
- 陽光に舞う塵埃(1900)(オードラップゴー美術館)
- 室内(1893)(イェーテボリ美術館)
- 休息(1905)(オルセー美術館)
[編集] 関連項目
- 2008年6月24日(火)~9月7日(日)イギリスのRoyal Academy of Artsにおいて、回顧展が開催される。
- 2008年9月30日(火)~12月7日(日)東京・上野の国立西洋美術館において、アジア初の回顧展が開催される。