リジ・イヤス
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リジ・イヤス(Lij Iyasu , 1887年2月4日 - 1935年11月25日)は、エチオピアの皇帝(在位:1913年 - 1916年)。
メネリク2世の孫で生前には可愛がられ1907年には後継者として指名される。1913年の即位するが父親を王に任命しエチオピア北部の実力者にした。熱心なイスラム教徒だっためエチオピア正教会を圧迫し外交面では第一次大戦でイギリスとイタリアと戦っていたオスマン・トルコと同盟しソマリアで反乱をおこしていたムハンマド・アブドゥッラー・ハッサンに協力しようとした。このため首都の正教会の大僧正の発議により1916年に退位させられ捕らえられ幽閉された。晩年はオガデンに亡命し1935年に病死した。