ミート・ザ・ビートルズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミート・ザ・ビートルズ | ||
---|---|---|
ビートルズ の アルバム | ||
リリース | 1964年1月20日 2004年11月16日 (reissue) |
|
録音 | Abbey Road 1963 | |
ジャンル | ロック | |
時間 | 26:43 | |
レーベル | Capitol T 2047 (mono) ST 2047 (stereo) CDP 7243 8 66875 2 4 (reissue) |
|
プロデュース | ジョージ・マーティン | |
専門評論家によるレビュー | ||
ビートルズ 年表 | ||
イントロデューシング・ザ・ビートルズ (1963) |
ミート・ザ・ビートルズ (1964) |
ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム (1964) |
『ミート・ザ・ビートルズ』("Meet The Beatles!")は、1964年1月にアメリカ合衆国で発売されたビートルズ2作目のアルバムである。
目次 |
[編集] 解説
『ミート・ザ・ビートルズ』はキャピトル・レコードにおけるデビュー・アルバムである。ファースト・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』のアメリカにおける発売権はVee-Jay Record が持っていたため、キャピトルは『ウィズ・ザ・ビートルズ』をもとに編集した。
大ヒットした「抱きしめたい」をオープニングに据えイギリスとは違った編集で発表初期の12曲が収録されている。アメリカでは「ヒットしたシングル曲は直後のアルバムに収録する」、「アルバムの収録曲は12曲程度である」といった独自の音楽産業の通例、また「アルバム数を水増させ、その分さらなるセールスを獲得する」という販促方針から、ビートルズのオリジナル・アルバムを独自に編集しリリースし続けた。こうした措置は1966年リリースの『リボルバー』まで続ことになる。しかし、ビートルズのメンバーは編集措置に対し不満を持つようになり[1]、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』で初めて英米統一が図られた[2]。
ビートルズのイギリスオリジナルアルバムがCD化された時にアメリカ編集盤のアルバムは廃盤になったが、2004年にボックスセットとして発売された『The Capitol Albums Vol.1』にてモノラルとステレオ両方のヴァージョンが初CD化された。ビートルズの意向とは別の意味で、アメリカの聴衆にとっては非常に思い入れ深いアルバムであった。
[編集] 収録曲
[編集] アナログA面
- 抱きしめたい - I Want To Hold Your Hand
- ステレオ盤はモノラル・ヴァージョンを疑似ステレオ化したものを収録。
- アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア - I Saw Her Standing There
- ジス・ボーイ - This Boy
- ステレオ盤はモノラル・ヴァージョンを疑似ステレオ化したものを収録。
- イット・ウォント・ビー・ロング - It Won't Be Long
- オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ - All I've Got To Do
- オール・マイ・ラヴィング - All My Loving
[編集] アナログB面
- ドント・バザー・ミー - Don't Bother Me
- リトル・チャイルド - Little Child
- ティル・ゼア・ウォズ・ユー - Till There Was You
- ホールド・ミー・タイト - Hold Me Tight
- 彼氏になりたい - I Wanna Be Your Man
- ナット・ア・セカンド・タイム - Not A Second Time
[編集] 脚注
- ^ 『イエスタデイ・アンド・トゥディ』のオリジナル・ジャケット(いわゆる「ブッチャー・カヴァー」(白衣をまとったビートルズに肉片や分解されたキューピー人形をあしらった写真))はビートルズのキャピトル独自編集に対する抗議の意向であったと言われている。
- ^ ただしアメリカ盤『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』からは「サージェント・ペパー・インナー・グルーヴ 」が削除されているため、厳密には『ザ・ビートルズ』が最初となる。