バックビート
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バックビート(back beat)とは、ポピュラー音楽の大半の曲で使われる四分の四拍子の曲で使われるスタイル・テクニックで、二拍目、四拍目にアクセントを置くスタイルのこと。最も多くの場合は、スネアドラムで打たれる。
シンコペーションの形の1つで、一拍目と三拍目にアクセントを置くダウンビートとは違った緊張感や趣きを生み出す。
このスタイルは、1940年代後半のリズムアンドブルースのレコーディングの中で生み出されたのだといわれる。
ロックンロールの形を特徴付ける最も重要な形式の1つで、また、ボサノバを除くほとんどすべての現代のポピュラー音楽・ポップスのスタイルとなっている。
最初にバック・ビートを明確に打ち出したレコードは、ドラマーのアール・パーマー(Earl Palmer)が参加した1949年に録音された『The Fat Man』であるという。パーマーいわく、そのスタイルはデキシーランド・ミュージックからもってきたのだという。