ハーフナー・ディド

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ハーフナー・ディド
名前
愛称	ディド
カタカナ	ハーフナー・ディド
ラテン文字	HAVENAAR Deido
基本情報
国籍	日本
生年月日	1957年9月26日（50歳）
出身地	オランダ
身長	187cm
体重	88kg
選手情報
ポジション	GK
クラブチーム1
年	クラブ	App (G)
?-1985 1986-1988 1988-1990 1990-1991 1991-1992 1992-1994 1995-1996 1997-1998	ADOデン・ハーグ マツダ 読売クラブ 読売ジュニオール トヨタ 名古屋グランパスエイト ジュビロ磐田 コンサドーレ札幌	0? （?） 044 （0） 04 （0） 0? （?） 0? （?） 046 （0） 068 （0） 060 （0）
監督歴
1986-1988 1991 1993 1995-1996 1999-2002 2003-2006 2007 2008-現在	マツダGKコーチ トヨタGKコーチ 日本代表GKコーチ 磐田GKコーチ 札幌GKコーチ 横浜FMGKコーチ 流通経済大学コーチ 名古屋アシスタントコーチ
1国内リーグ戦に限る。2007年12月27日現在 ■Template（■ノート ■解説）■サッカー選手pj

ハーフナー・ディド（Deido HAVENAAR、帰化前:ディド・ハーフナー、1957年9月26日 - ）は、オランダ出身で現・日本国籍の元サッカー選手 (GK) ・指導者（JFA 公認S級コーチ）。

現・名古屋グランパスアシスタントコーチ。 実息のハーフナー・マイクも日本国籍のプロサッカー選手で、日本人として初の親子Jリーガーである。

目次 1 来歴 2 エピソード 3 所属クラブ 4 指導歴 5 個人成績 6 経歴・タイトル 7 参考文献 8 関連項目 9 外部リンク

[編集] 来歴

オランダ時代はADOデン・ハーグでプレー。1980年代はじめには正GKとして活躍していたようである。

1986年、当時日本リーグ(JSL)1部・マツダSC（現サンフレッチェ広島）監督のハンス・オフトに誘われコーチ兼任選手として来日。1987年には、信藤克義・猿沢茂・高橋真一郎・木村孝洋ら地元広島出身者と共に、天皇杯決勝進出に貢献、1987/88シーズンにはJSLベスト11。

1988年、マツダSCがJSL2部に降格したのを機に、読売クラブ（現東京ヴェルディ）に移籍。1990年、コーチ就任の要請があったが現役にこだわり固辞、下部組織である当時JSL2部・読売ジュニオールでのプレー続行を選択した。

1991年、トヨタ自動車（現名古屋グランパスエイト）GKコーチに就任するも、現役に復帰。その後、Jリーグ開幕とともに名古屋とプロ契約。93年、アメリカワールドカップ出場を目指したオフトジャパン（日本代表）のGKコーチも担当。カタールで行なわれたアジア最終予選ではカズ、ラモスら日本代表選手と共にいわゆるドーハの悲劇を経験している。1994年、日本に帰化。

その後はジュビロ磐田（GKコーチ兼任）、コンサドーレ札幌などで選手として活躍。

現役引退後、コンサドーレ札幌や横浜F・マリノスでGKコーチを務め、2007年は流通経済大学コーチ。2008年から名古屋グランパス（同年にグランパスエイトからグランパスに改名）アシスタントコーチに就任することが発表された。

[編集] エピソード

• 帰化が報道された際、帰化名が、同時に官報に記載された日本国籍取得者の「浜名デレク」と取り違えられる誤報が流れた。実際はカタカナの「ハーフナー・ディド」である。なおディドによればオランダ語風に彼の名前をカタカナ表記することは、日本語にない音を含むため非常に困難だそうである。
• 選手時代は、試合前練習でサポーターからコールが起きると手を振って答えるなど、ファンを大切にする姿勢をみせていたため広く親しまれていた。コンサドーレ札幌では引退してGKコーチになったあとも、試合前練習のGKのパートナーとしてグランドに出るとサポーターからコールが起きていたほど人気があった。マリノスのコーチとしても試合前にもディドのコールが時折起き、その都度手を振り応えていた。
• マツダSC時代のプレーを観た者によれば、とにかくいちいち前に出て全部止め、一人だけ異次元のサッカーをやってるかのようだったという。また24時間頭の中はサッカーだけ、というプロとしての哲学は信藤ら、まわりの選手に大きな影響を与えた。
• 1995年、オフトに招かれてやってきたジュビロ磐田ではGKコーチを兼任していたが、ディド後のジュビロのゴールを守った大神友明によれば、ディドは選手としてやる気満々で、他のGKはほとんど直接指導を受けられなかったという。
• コンサドーレ時代の1997年5月25日、厚別での川崎フロンターレ戦ではリードされた試合終盤、前線に選手を残すために自陣のスローインはすべて自ら取りに行き、同点に追いついた後半ロスタイムのコーナーキックでは長身というのもあって自らもゴール前に上がり、ボールに触らないながらも勝利への執念を見せた。

[編集] 所属クラブ

• ?年 - 1985年 : ADOデン・ハーグ
• 1986年 - 1988年 : マツダ（GKコーチ兼任）
• 1988年 - 1990年 : 読売クラブ
• 1990年 - 1991年 : 読売ジュニオール
• 1991年 - 1994年 : トヨタ（GKコーチから選手復帰） / 名古屋グランパスエイト
• 1995年 - 1996年 : ジュビロ磐田（GKコーチ兼任）
• 1997年 - 1998年 : コンサドーレ札幌

[編集] 指導歴

• 1986年 - 1988年 : マツダGKコーチ
• 1991年 : トヨタGKコーチ
• 1993年 : 日本代表GKコーチ
• 1995年 - 1996年 : ジュビロ磐田GKコーチ
• 1999年 - 2002年 : コンサドーレ札幌GKコーチ
• 2003年 - 2006年 : 横浜F・マリノスGKコーチ
  • 2005年 : JFA 公認S級コーチライセンス取得
• 2007年 : 流通経済大学コーチ
• 2007年 : バニコフ国際ユース大会2007 U-16日本代表GKコーチ
• 2008年 -　名古屋グランパスアシスタントコーチ

[編集] 個人成績

国内大会個人成績
年度	クラブ	背番号	リーグ	リーグ戦		リーグ杯		オープン杯		期間通算
				出場	得点	出場	得点	出場	得点	出場	得点
オランダ				リーグ戦		リーグ杯		オープン杯		期間通算
	デン・ハーグ
1980-81	デン・ハーグ		エールディヴィジ
1981-82	デン・ハーグ		エールディヴィジ
1982-83	デン・ハーグ		エールステディヴィジ
1983-84	デン・ハーグ		エールステディヴィジ
1984-85	デン・ハーグ		エールステディヴィジ
日本				リーグ戦		JSL杯/ナビスコ杯		天皇杯		期間通算
1986-87	マツダ		JSL1部	22	0
1987-88	マツダ		JSL1部	22	0
1988-89	読売クラブ		JSL1部		0
1989-90	読売クラブ		JSL1部		0
1990-91	読売ジュニオール		JSL2部
1991-92	トヨタ		JSL1部
1992	名古屋	-	J	-		10	0
1993	名古屋	-	J	19	0	0	0	0	0	19	0
1994	名古屋	-	J	27	0	0	0	0	0	27	0
1995	磐田	-	J	52	0	-		2	0	54	0
1996	磐田	-	J	16	0	14	0	1	0	31	0
1997	札幌	1	旧JFL	26	0	8	0	3	0	37	0
1998	札幌	1	J	34	0	3	0	0	0	37	0
通算	オランダ		エールディヴィジ
	オランダ		エールステディヴィジ
	日本		J	148	0	35	0
	日本		JSL1部			-
	日本		JSL2部			-
	日本		旧JFL	26	0	8	0	3	0	37	0
総通算

[編集] 経歴・タイトル

• JSLベスト11 : 1987/88
• リーグ戦初出場 - 1993年6月2日対サンフレッチェ広島戦

[編集] 参考文献

• 増島みどり『ゴールキーパー論』（講談社新書、2001年）　ISBN 4061495399

様々な種目のゴールキーパーを論じた著作で、サッカーからはハーフナーと松永成立が取り上げられている。

[編集] 関連項目

• ドーハの悲劇
• 名古屋グランパスエイトの選手一覧
• ジュビロ磐田の選手一覧
• コンサドーレ札幌の選手一覧
• ロン・ヤンス

[編集] 外部リンク

• http://www.fc-sports.com/client/football/dido.html
• http://www.profcdenhaag.nl/profc/artikelen/artikelen.asp?id=12