ティーターン
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ティーターン(古典ギリシア語:Τιτάν、Titan)は、ギリシア神話・ローマ神話に登場する神々である。ウーラノス(天)の王権を簒奪したクロノスを初め、オリュンポスの神々に先行する古の神々である。巨大な体を持つとされる。
日本ではしばしばティタン、ティターンと表記される。英語による発音はタイタン。
[編集] 概説
狭義には、ウーラノスとガイアの間に生まれた12柱の神々の兄弟姉妹を指す(ティーターン十二神)。クロノスはその末弟。これにディオーネーを加えて13柱とする場合もある。
また、ヘーリオスやセレーネー、プロメーテウスなど、狭義のティーターンの子孫(特にゼウスに与しない神々)も、ティーターンと呼ばれる事がある。
ゼウスが父クロノスに戦いを挑んだ時、ティーターンたちの多くもクロノス側につき、10年に渡る大戦争となった。この戦争をティタノマキアという。
恐らくは、バルカン半島の地においてインド・ヨーロッパ語族共通の天空神由来のゼウス信仰が確立する以前の、古い時代の自然神と思われる。地底に封じ込められており、彼らが時々暴れると地震がおきると信じられていた。
[編集] ティーターンに由来する命名の例
タイタンも参照
[編集] 関連項目
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