コノハズク
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?コノハズク | ||||||||||||||||||||||||
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コノハズク Otus scops |
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Otus scops (Linnaeus, 1758) |
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和名 | ||||||||||||||||||||||||
コノハズク | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
European Scops Owl |
コノハズク(木葉木菟、木葉梟、Otus scops)とは鳥綱フクロウ目フクロウ科に分類されるフクロウである。愛知県の県鳥に指定されている。
目次 |
[編集] 分布
アフリカ大陸、ユーラシア大陸、インドネシアの温帯から熱帯にかけて生息する。日本では北海道、本州北部では夏鳥。本州南部では留鳥。
[編集] 形態
全長20cm。日本に飛来するフクロウ目では最小。頭部には小さい外耳のように見える羽毛(羽角)がある。虹彩は黄色。
[編集] 亜種
- Otus scops scops(Linnaeus, 1758)
- Otus scops japonicus
[編集] Sibley分類体系上の位置
シブリー・アールキスト鳥類分類 |
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フクロウ亜目 Strigi
フクロウ小目 Strigida
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[編集] 生態
山地にある森林に生息する。夜行性で、昼間は樹上に止まり休む。樹洞やキツツキの古巣を巣にする。
[編集] 鳴き声
その鳴き声から「声の仏法僧(ブッポウソウ)」の別名をもつ。本種の鳴き声は日本語では「ウッ・コッ・コー」または「ブッ・ポウ・ソウ(仏法僧)」と聞こえ、この鳴き声の主は長年ブッポウソウだと考えられ、ブッポウソウはその考えによって名づけられた。コノハズクは奥深い山で夜鳴き、夏鳥で5-6月頃にしか鳴かないので長年正体が分からなかったが、「ブッ・ポウ・ソウ」がコノハズクの鳴き声であることがラジオ放送で明らかにされた。
1935年(昭和10年)6月7日、日本放送協会名古屋中央放送局(現在のNHK名古屋放送局)はブッポウソウの鳴き声で有名な愛知県南設楽郡鳳来寺村(現在の新城市)の鳳来寺山でブッポウソウの鳴き声の実況中継を全国放送で行った。午後9時(21時)55分から30分間放送し、その間よく鳴いたが、放送中や放送後にゲストの俳人・荻原井泉水、歌人・川田順、愛知県史蹟天然記念物調査委員・梅村甚太郎の3人の話がうるさいという非難の電話が殺到した。これを踏まえて、翌6月8日はゲストを呼ばずに鳴き声だけにすることにし(番組内容を伝えるアナウンサーだけをおいた)、前日と同じ時間に放送した。すると、この晩もよく鳴き、放送終了後、昨日とは打って変わって絶賛の電話が殺到した。
その後、この放送を聴いていた人の中から「うちの飼っている鳥と同じ鳴き声だ」という人がでてきて、その飼っている鳥を見せてもらうとその鳥はコノハズクであった。そのコノハズクは東京・浅草の傘店で飼われていたもので、生放送中、ラジオから聴こえてきた鳴き声に誘われて同じように鳴き出したという。鳴き声も「ブッ・ポウ・ソウ」と確かに鳴き、長年の謎だった「ブッ・ポウ・ソウ」の主はコノハズクだということが初めて分かった。
なお、実際のブッポウソウの方は「ゲッゲッゲッ」と濁った声で鳴く。
[編集] 保護・保全
LEAST CONCERN(IUCN Red List Ver.3.1(2001))
- ワシントン条約付属書II類
開発による生息地、巣である樹洞のある樹木、獲物の減少に伴い生息数は減少している。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- BirdLife International 2004. Otus scops. In: IUCN 2006. 2006 IUCN Red List of Threatened Species.