さらし台
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さらし台は罪人を晒しものにするために欧米で使われた道具。木製の板で、頭や手足を挟む穴の開いており、開閉のためちょうつがいが付いている。市場や十字路など、人通りの多い場所に設置され、罪状を掲げた札が添えられた。
現代ではBDSMの拘束道具として用いられる。またくすぐりフェチにも愛用されている。
"pillory"(さらし台)は顔または手足を差し込む穴を形作った蝶番の木製の板を持つ。その板同士は囚人を捕獲しておくために鍵がしてあった。"pillory"は罪人を逃さないようにするため広場や交差点に設置し、その際、その罪を詳細に記してあるプラカードを近くに置いた。これらの刑罰は普通、数時間続けられた。
"pillory"は罪人を立たせ、晒したままにさせたという点で、"stock"(さらし台)よりも危険であった。